障害者の就労支援と生活支援

今の就業支援の仕事をする前に、少しの間ですが生活支援の仕事をしていました。
知らない方に伝えると、より障害(主に知的)が重度で、満足な意思疎通が困難な方が90%以上いたと思います。


そこでは、身の危険を感じることが数回ありました。ある男性は興奮したら腕に噛み付く、女性の方で散歩で隣り合って歩いていると下から覗き込まれたからと思ったら、いきなり目潰しをしようとしたり、休憩時間に見守りをしていると190㎝ぐらいの男性が突進してきたり(辞めた後に聞いた話では、後任の新人は骨折で入院したみたいです)。
とにかく、同行する利用者の特性を把握し、距離を取ったり、表情を観察したり、前後左右常に気を配っていたように思います。


今は、就業を目指す障害者が利用する事業所なので、意思の疎通はできるのですが、また違った難しさがあります。
そのエピソードは数え切れないほどあるので、追々記事にしようと思っていますが、中堅レベルの業界年数を重ねた今もどちらが合っているのか分かりません。

なぜ、後ろ向きなブログばかり見るのか、考えてみた。

ワタシのよく見るブログのカテゴリーはプロフィールにあるように「無職」「借金」「貧乏」など後ろ向きの記事が多いです。


安易な転職は多いですし、数年前まではパチスロに毎日のように通ってました(当然負ける事の方が多い)。衝動買いも多い方だと思います。


ですが、今のところ借金は中古軽自動車ローンだけですし、低収入ですが仕事もあります。貯金も半年〜1年は無収入でも生きていけるぐらいはあります。


では、なぜ上記のようなブログばかりを見るのか...?


批判を恐れずにいうと、ワタシより苦しい生活の人を見つけることで安心感を得ているのかもしれません。
もっというと、今の職業を選んだのもその考えが根底にあったからかもしれません。

健常者と障害者の境界線

皆さんは、健常者と障害者の境界線って何だと思いますか?
身体、例えば車椅子でしか移動ができ無いとか、片手が欠損しているとかなら誰が見ても分かりやすいですよね。
でも、特に精神や発達障害などは見た目ではわかりにくくて、会話したり、行動を見たりすると「ん?」っていう風になると思います。
他には、手帳を持っているとかになるんでしょうか?


で、ワタシの仕事は障害者の就労支援です。ですがワタシも手帳は持ってはいないのですが、眠剤が無いと寝れ無く、心療内科に定期的に通院しています。
5年前ぐらいは向精神薬を服薬していました。いつも失踪したい(自殺する度胸はない。)と思っていて、頭の違和感や食欲不振、やる気が出ない状態が続いていました。
心療内科の医師からは、鬱状態と言われ、なるべく環境が変わる事はしないようにとアドバイスもありました。
しかし環境の変化を避けるようにと言われていたにも関わらず、明らかに仕事が原因だと思っていたワタシは、アテもないまま仕事を辞め、その後転職を繰り返し、今度は社会的、経済的に不安定な状況でより状態がひどくなっていた記憶があります。


幸い逃げ込んだつもりの職業訓練校への入学が、社会的・経済的不安を和らげてくれ、その後のブラックと言われる介護業界でも同僚に恵まれたおかげて悪い状態が続くことが少なくなっていたように思います。


結局、ワタシも手帳を持ってないだけで障害を持っているんですよね、今は睡眠障害と言ったところでしょうか?
そう考えたら、世の中みんな大なり小なり小なり障害を抱えているって言えるのかもしれませんね。