ようこそ障害福祉の世界へ

ワタシの仕事は福祉関係です。その中でも障害者の就労支援と分類されるものです。
将来的には一般就労を目指そう(そうとは思え無い人も多いのですが、その辺は後々に)という方々なので、色々な障害を持った利用者がいます。
身体に障害を持った方、知的障害(いわゆるIQが一定レベル以下)の方、過去の生活環境などで精神に障害を抱えた方などなど。


何故ワタシがこの仕事に就いたかは、そんな社会的ハンディを抱えた方を支援したい...。
というそんな高尚な志があったからではありません。
以前10数年勤めた仕事を辞めざるを得無いことになったとき、年齢や職歴、スキルを考えると選択肢は、警備、運送、清掃そして介護など限られた範囲しか求人がありませんでした。
失業保険の期限切れも近かったせいもあるのですが、給付金を貰いながら職業訓練を受けられるということから、ある意味安易な気持ちで福祉の世界に足を踏み込むことになったのです。
若干、以前の記事で書いた障害を持っている知人の事は頭の片隅にはありましたがね。


ですから、特に知的や精神の方々と関わった事がないワタシにとっては、異世界でイライラすることは日常茶飯事でした。もちろん手を出したり、罵る事はありませんが。
今でも、イライラすることや頭に来ることはありますが、中堅と言われてもおかしくない年数を重ねた分だけスルーすることを含め対応できる能力は身についてきたと思います。